東野圭吾作品の世界

東野圭吾著作の書籍からその世界観を独断と偏見で解釈します!

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「怪笑小説」の舞台化決定!

ミステリ作家として不動の地位を得ている東野圭吾氏ですが、実はコメディ調のミステリ(ミステリ調のコメディ?)も書いています。

「~笑小説」というのがそれにあたるのですが、今までに「怪笑小説」「毒笑小説」「黒笑小説」「歪笑小説」と4つの短篇集が出ており、シリーズ化されています。

 

長篇と人気シリーズを優先して読破している僕は、この「~笑小説シリーズ」を一冊も読んでいません。東野圭吾作品の最後のシメに読もうと思っているシリーズものです。

 

読んでいない僕が紹介するのもなんですが、この「~笑小説シリーズ」中の一冊「怪笑小説」の中に書かれている短篇小説「あるじいさんに線香を」が舞台化されるようです(僕が得た情報では再演となっていたので、前にもやったことがあるのだと思います)。

怪笑小説 (集英社文庫)

怪笑小説 (集英社文庫)

話の内容は、ざっと以下のような感じのようです。

『医師から急に日記をつけてくれと言われたあるジーサン。日記をつけて何日かたったある日、その医師に実験に協力してくれと頼まれる。その医療実験に参加したことで心身ともにみるみる若返っていく中、その過程で起こる様々な現実とのギャップをコメディタッチで描いていく』

軽妙な笑いと共に、老いをとりまく様々なテーマは、ほろ苦さも感じさせる大人の舞台、というのがこの舞台のキャッチフレーズ。

 

この舞台の主役のじーさんを演じるのが「モト冬樹」さん。80代の老人から20代の若者まで演じ分けるそうです。コメディ界の大御所でもある彼がどのような演技をみせるのか、実に面白そうですね!

 

前売チケットは6月29日(土)から各プレイガイドで発売が開始されているようですが、以下に詳細を書いておきます。

 

【脚本】福田卓郎

【演出】中村金太

【主な出演俳優】モト冬樹、山本陽子、愛華みれ、おりも政夫

 

【京都公演】2013年11月17日(日) 京都芸術劇場・春秋座

【東京公演】2013年11月29日(金)~12月8日(日) 銀座博品館劇場

※亀戸(東京)、南相馬(福島)、金沢(石川)などでも公演が予定されているらしいですが、その詳細は、8月初旬頃に発表される予定のようです。