東野圭吾作品の世界

東野圭吾著作の書籍からその世界観を独断と偏見で解釈します!

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2014-01-01から1年間の記事一覧

「祈りの幕が下りる時」が第48回吉川英治文学賞を受賞

昨年(2013年)の9月13日に発売された加賀恭一郎シリーズの最新作「祈りの幕が下りる時」が、第48回吉川英治文学賞を受賞しましたね。 この「祈りの幕が下りる時」は、シリーズでずっと謎とされていた加賀恭一郎の母の失踪事件の真相が明らかになるという、加…

「秘密」の劇場版は、ラストが少し残念だった。

昨日、BSで「秘密」の劇場版を放映していましたね。広末涼子と小林薫が主演した映画です。僕自身は、映像化が原作の小説に忠実な作品であるかどうかはそれほど気にしません。おもしろければOKだという考えです。実際、「白夜行」のテレビドラマなんかは…

加賀恭一郎シリーズ第9弾「麒麟の翼」の文庫本が本日(2月14日)発売です!

東野圭吾氏の人気シリーズ「加賀恭一郎シリーズ」第9弾の『麒麟の翼』の文庫本が本日発売になりましたね。 麒麟の翼 (講談社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/02/14 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る この『麒麟の翼』…

やっぱり、短編より長編が面白い!?

最近、立て続けにガリレオの短編集を3冊読破した。読んだのは、以下の3冊。 探偵ガリレオ (文春文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2002/02/10 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 61回 この商品を含むブログ (628件) を見る 予知夢…

犯人が明らかにされないまま終わってしまう推理小説

加賀恭一郎シリーズには、一風変わった小説があります。それは、最後まで読んでも犯人が明らかにされていないものです。つまり、「犯人は読者が推理してください」で終わってしまっている推理小説なのです。 その小説とは、以下の2つの小説です。 私が彼を…

「学生街の殺人」を読んでノスタルジックな気分に・・・

学生街の殺人 (講談社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1990/07/06 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (45件) を見る この「学生街の殺人」は、大体以下のような内容である。 舞台は、大学の正門の位置が変…