東野圭吾作品の世界

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加賀恭一郎シリーズ第9弾「麒麟の翼」の文庫本が本日(2月14日)発売です!

東野圭吾氏の人気シリーズ「加賀恭一郎シリーズ」第9弾の『麒麟の翼』の文庫本が本日発売になりましたね。

麒麟の翼 (講談社文庫)

麒麟の翼 (講談社文庫)

 

 この『麒麟の翼』は劇場版を2回も観ていたので、文庫本が出るまで小説を読むのは止めておこうと思い、文庫本が出るのをずっと待っていました。僕は、文庫本が出るまで待つタイプですので(笑)

単行本のほうは、2011年3月にすでに発売されています。

 

劇場版では、確か、中井喜一が演じる青柳武明がナイフで腹部を刺され血まみれになりながらも日本橋の麒麟像までたどり着き、力尽きて死んでしまうところから始まる。

なぜ、瀕死の状態でありながらも青柳は麒麟像までたどり着こうとしたのか?これが、この物語の最大の謎になっている。

 

そして、青柳が殺害された現場の近くの植え込みに潜んでいた八島冬樹。警察官に見つかって、あわてて逃げようとしたときにトラックにはねられ死んでしまうのだが、青柳が勤める会社から「ハケン切り」で契約を打ち切られていたという事実もあり、八島は、青柳を殺害した容疑者にされてしまうことになる。

しかし、八島がこの現場の近くいたのにも理由があり、それにも麒麟像が関係していたのである。

 

麒麟像にまつわる二つの悲しい悲劇に隠された真実を、加賀恭一郎がひも解き、残された者たちへの希望につなげていく。そんな感じの展開だったと思います。

 

劇場版も非常に良かったので、早速文庫本を買いに行こうと思っています。